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【動画】シェルバコワ、トゥルソワが共に4回転ルッツ跳ぶ!ジュニア女子おそロシア

ジュニア女子にロシアの将来の期待の星と言われるシェルバコワ選手、トゥルソワ選手がいます。
数年前から期待されているのですが、2018年になってからものすごいスピードで進化を遂げています。

具体的には、女子で初の4回転ルッツ(4Lz)を練習で跳び始めているのです。
シニア男子でも4Lzを跳べる選手はほんの一握りです。
この2選手について動画も含めて紹介します。
※本記事を最初に書いたのは2018年4月ですが、その後もどんどん進化していますので、2018年11月にリニューアル更新しました!

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2018年4月27日の衝撃

2018年3月に行われた世界ジュニアフィギュアスケート選手権(JW)。
本大会でロシアのトゥルソワ選手がクワド2本决めて優勝した衝撃は記憶に新しいところ。

しかし、今となってはもう過去の話・・・
というのも、ロシアジュニア選手はこのときからどんどん進化しているからです。

トゥルソワ選手は3月末には練習で「4Lz」を決めるようになりました。
JW2018の試合後に「4Lzを決めるのが目標」と語っていたことを早くも実現した形です。

これだけでも十分衝撃なのですが、2018年4月27日にもっと大きな衝撃が起きました。
同じロシアジュニア女子のシェルバコワ選手が「4Lz-3T-3Lo」というとてつもないコンボを練習で決める動画がアップされたのです。

ということで、以下動画を紹介しますね!
ちなみにコーチは二人共にメドベージェワ選手、ザギトワ選手と同じエテリ・トゥトベリーゼさんです。

アレクサンドラ・トゥルソワ選手の4Lz

最初に紹介するのは、アレクサンドラ・トゥルソワ選手。
ロシア語表記ではАлександра Вячеславовна、英語表記ではAlexandra Viacheslavovna Trusovaです。

まずは世界ジュニア選手権2018で優勝を决めたフリー(FS)動画をご覧ください。
演技前半にクワドジャンプを2本决めて世界に衝撃を与えました!

■ジャンプ構成:4S 4T /3Lz 3F1Lo3S 3Lz3Lo 3F3T 2A
■スコア:153.49(トータル225.52)

このフリーが行われたのは2018年3月10日です。
そこからわずか2週間後の3月27日にトゥルソワ選手の練習インスタ動画がアップされました。

動画を見ると、4回転ルッツ(4Lz)を跳んでいます!
女子が練習でも4Lzを跳ぶのは世界初のことだと思います!

Quad Lutz by @avtrusova #teamtutberidze #alexandratrusova #russia #4lutz #quadlutz #amazing

Sergey Rozanovさん(@_sergio_r_)がシェアした投稿 –

ほんのちょっと回転は危ういかもしれませんが、それでも4Lzであることは間違いありません!

【続報】2018年5月9日に続報が入りました!
なんとトゥルソワ選手とエロホフ選手がペアを組んで、サイドバイサイドの4Tをやっていますw
ペアに転向したらどんなスコアが出るんだろw

Уходим в пары вместе с @alexeyerokhov 😂

Sasha Trusovaさん(@avtrusova)がシェアした投稿 –

【続報】2018年8月8日に続報が入りました!
ロシアのテストスケートで、とんでもない構成をやり遂げました。
まずは動画をご覧ください。

構成はなんと「4Lz 4T3T 4T 2A /3Lz3Lo 3Lz1Eu3S 3F」・・・
4Lz含むクワド3本です。
これだけでも異次元なのに・・・さらに3Lz3Loもしっかり入っています・・・
こうなると、シニア男子と戦ったほうがいいのでは?と思えますね!
十分勝てそうw

【続報】2018年10月13日に続報が入りました!
ジュニアグランプリシリーズ2018の第7戦となるアルメニア大会のフリーで4Lzの認定を受けました!
つまり、女子歴代世界初の4LzジャンパーとしてISU公式初認定を受けたということです。

■ジャンプ構成:4Lz堪 2A 3F3T 2A /3Lz3Lo 3Lz1Eu3S 3F
■スコア:146.81(トータル221.00)
結果速報記事FSリザルトFSプロトコル

この試合はジュニアグランプリファイナルへの出場を確定させることが目標だったため、むしろ構成の難易度を下げて臨みました。
今後は世界初の4Lz3Tのコンボ認定とか、フリーで4Lzを2本認定とか、どんどん記録が更新されると思います!

【続報】2018年11月11日に続報が入りました!
ロシアカップ第4戦の女子フリーで4Lz3Tを決めてGOE加点4.60を得ていました!
※動画は削除されてしまいました・・・

■ジャンプ構成:4Lz3T(GOE 4.60) 4Lzfall 2T 2A 3Lz3Lo 3Lz1Eu3S 3F
■スコア:157.71(トータル232.24)
FSリザルトFSプロトコル
※もう特別なニュースではなくなってきましたね・・・w

【続報】2018年11月24日に続報が入りました!
11月23日に「リンククリスタル15周年式典(通称エテリ杯)」が行われましたが、その練習中に「4Lz-3Lo」という男子でも見たことのない超高難度コンボを跳んでみせたのです。
まずは動画をご覧ください。

バックにはロミジュリがかかっていますので、コストルナヤ選手のFS曲かけ練習中の出来事だと思います。

実はこの動画アップには布石があり、トゥルソワ選手はエテリ杯の披露演技の際に珍しく3Lz3Loを失敗していました。
エテリコーチはこの失敗を見て、「もう一度跳び直してきなさい」と再練習を命じました。
お客さんが見ている披露会で・・・です・・・
もちろん、跳び直しは成功します。
そしてその日のうちに上に4Lz3Lo動画をアップしてきたのです。
負けん気の強さもまさに超一流・・・・
なお、エテリ杯の全演技動画はこちらでご覧いただけます。
※トゥルソワ選手の演技は1時間58分10秒頃です。

【続報】2018年12月23日にロシアナショナル2019のFSが行われ、4Lzを決めて2位でした!
優勝したのはシェルバコワ選手です!

■ジャンプ構成:4Lz 4T<fall 3F3T 2A 3Lz3Lo 3Lz1Eu3S 3F
■スコア:154.75(229.71)

【続報】ロシアナショナル2019から数日後の12月29日になんと4Fを練習で決めてきました。


さらに武器が増えたことになりますね・・・

トゥルソワ選手プロフィール
名前:アレクサンドラ・トゥルソワ
生年月日:2004年6月23日(14歳/2018年10月時点)
出身:リャザン
所属クラブ:サンボ70
戦績:2017-18シーズンISU大会無敗/世界Jr.選手権優勝
トゥルソワ選手が跳べる高難度ジャンプ
4Lz、4F、4S、4T

アンナ・シェルバコワ選手の4Lz

次に紹介するのは、アンナ・シェルバコワ選手。
ロシア語表記ではАнна Станиславовна ЩЕРБАКОВА、英語表記ではAnna Stanislavovna Shcherbakovaです。
知らない方もいるかもしれませんが、実はトゥルソワ選手よりも先に注目されていた選手です。

2017年4月の時点では、4T-3T-3Loのコンビネーションを跳んでいました!

しかし、2017年7月、セカンド3Loを跳んだ際に怪我をしてしまいます・・・
これにより、2017-2018シーズンのジュニアグランプリシリーズ(JGPS)に出場できなくなりました・・・
ドリーム・オン・アイス2017にも出演予定だったのが欠場になったので、ご存知のかたもいるかと・・・

そのシーズンは棒に振りましたが、2018年2月に復活を遂げます。
2018年2月に行われたロシアカップ ファイナルでは、トゥルソワ選手を抑えて見事優勝!
それでもこのときはまだ完全復活とは言えず、構成にクワドジャンプは入れていませんでした。

それから2ヶ月後。
2018年4月27日にアンナ・シェルバコワ選手の動画がインスタにアップされました!
こっそり見に行くと、な、な、なんと「4Lz-3T-3Lo」のコンビネーションを跳んでいます!

トゥルソワ選手に刺激を受けたことは間違いないでしょうが、刺激を受けただけで跳べますか?
最後の3Loだけは回転が危ういですが、そこはもうご愛嬌というところでしょうw

【続報】2018年10月6日に続報が入りました!
ロシアカップ第2戦で、とんでもないフリー構成をやり遂げました。
まずは動画をご覧ください。

■ジャンプ構成:4Lz3Tso 4Lz堪 2A 3S /3Lz3Lo 3F2T2Lo 3Lz
■スコア:159.43(トータル227.27)

ほぼノーミスですね!
4Lz2本はいずれも認定!
もちろん、優勝しました!

ちょうどフィンランディア杯2018の男子FSを更新中に飛び込んできたニュース!
あまりにもびっくりして動画を見たりしたため、その後の更新がぐだぐだになりました・・・w

【続報】2018年11月11日に続報が入りました!
ロシアカップ第4戦のJr女子フリーで4Lz3Tを決めてGOE加点4.14を得ていました!

■ジャンプ構成:4Lz3T(GOE 4.14) 4Lzfall 2A 2A 3Lz3Lo 3F1Eu3S 3Lz
■スコア:150.82(トータル217.70)
FSリザルトFSプロトコル
※もう特別なニュースではなくなってきましたね・・・w

【続報】2018年12月23日にロシアナショナル2019のFSが行われ、4Lzを決めて優勝しました!
※動画は削除されてしまいました・・・

■ジャンプ構成:4Lz 3F3Lo 2A 2A 3Lz3T 3F1Eu3S 3Lz
■スコア:155.69(229.78)

【続報】2019年4月14日に続報が入りました!
4Lz3Loを練習で決めていました!

【続報】2019年4月28日に続報が入りました!
4Fを練習で決めていました!
武器が増えましたね・・・

シェルバコワ選手プロフィール
名前:アンナ・シェルバコワ
生年月日:2004年3月28日(14歳/2018年10月時点)
出身:モスクワ
所属クラブ:サンボ70
戦績:2017-2018年シーズンは怪我のためISU大会には出場していない
シェルバコワ選手が跳べる高難度ジャンプ
4Lz、4F、4T

アリサ・リウ選手の4Lz

2018年10月15日に4Lzを跳べる女子選手が増えてしまいましたw
それはノービスの「アリサ・リウ(Alysa Liu)」選手。
中国系のアメリカ選手です。

試合は「Central Pacific Regional Championships 2019」。
そのフリーで3Aと4Lzを同時に跳んできました。

残念ながら動画は残っていないのですが、構成は以下の通り。
3A2T 1Lz 2A 3Lo 4Lz< 3Lz1Eu3S 3F
スコア:122.87
FSプロトコル

3Aの認定は受けたものの、残念ながら4Lzはアンダーローテです。
しかし、跳んできたのは後半という恐ろしさ・・・

リウ選手は2018年8月に行われた「アジアフィギュア杯」で3Aを決めたと話題になったばかりです。
その2ヶ月後には4Lzを跳んできたというわけです・・・
もうわけがわかりませんw

その後、2019年3月には練習で4Fを跳んでいました!

リウ選手プロフィール
名前:アリサ・リウ
生年月日:2005年8月8日(13歳/2018年10月時点)
出身:カリフォルニア
コーチ:Laura Lipetsky
リウ選手が跳べる高難度ジャンプ
3A、4Lz、4F

ユ・ヨン選手の4Lz

さらにリウ選手の4Lzを紹介した翌日の2018年10月16日に4Lzを跳べる女子選手が増えてしまいましたw
今度は韓国のユ・ヨン選手です!

練習ではありますが、以下の動画をご覧ください。

ユ・ヨン選手もリウ選手と同じく最初に3Aを跳べると話題になった選手です。
3Aの件が話題になったのは2018年2月。
そこから数ヶ月で今後は4Lz・・・
どうして4T、4S、4Lo、4Fを飛び越えて4Lzなんでしょうかね?
実は女子に跳びやすい?

いずれにせよ、感覚が完全に麻痺しそうですw

ユ・ヨン選手プロフィール
名前:ユ・ヨン
生年月日:2004年5月27日(14歳/2018年10月時点)
出身:ソウル
コーチ:トム・ザカライセック(アメリカ/コロラドスプリングス)
ユ・ヨン選手が跳べる高難度ジャンプ
3A、4Lz

まとめ

あまりにすごすぎて開いた口がふさがりません・・・
おそロシアとか言っている場合じゃなくて、女子が4Lz跳ぶって怖い・・・

ただ跳ぶだけではありません。
すべてのエレメンツを複雑にかつ完璧にこなした上で跳ぶのです。
当然のことながらスコアは伸びて、ショート・フリーを合わせた合計スコアは200点の遥か上をいきます。

そのスコアは、ジュニア男子のトップ選手が出した得点と並びます・・・
しかも、ショートでクワドジャンプを跳ぶことを許されていないルールの中でのスコアです。

以下、参考資料です。

JGPシリーズ2018の男子・女子最高スコア
カテ 選手&大会 スコア
男子トップ スティーブン・ゴゴレフ(カナダ)
JGP第1戦 スロバキア大会
226.63
SP 77.67
FS 148.96
女子トップ アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア)
JGP第3戦 リトアニア大会
221.44
SP 74.74
FS 146.70

実は今回紹介した4選手だけでなく、アナスタシア・タラカノワ選手も2019-2020シーズンには4Lzを装備するとプルシェンココーチが明言しています。

今後の女子の世界はどうなってしまうのでしょうか?
北京オリンピック2022の女子シングルはどういう大会になるのでしょうか?

2018-2019シーズンより大幅なルール改正が行われましたが、むしろ追い風にしている感じ・・・
彼女らがシニアに上がっても高難度構成を維持できるのかはわかりません・・・
とにかく今後どうなっていくのが追い続けていきたいと思います!

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