フィギュアスケートは日本女子が熾烈!2016-2017得点ランキング【最新版】
急に思い立ってフィギュアスケート2016-2017シーズンの「日本女子シングルのスコア(高得点)ランキング」を作ることにしました。
というのは、シーズンが始まったばかりなのに、どの選手も高得点を叩き出して熾烈な戦いを繰り広げているからです。
とくにジュニア選手の躍進がめざましく、まさに平昌オリンピックに向けて戦国時代に突入したといってよいでしょう。
2018年開催の平昌オリンピック(平昌五輪)ではいったいどの選手がフィギュアスケート女子代表に選ばれるのか予想もつきません。
ということで、とてもおもしろいランキングになったので、ぜひご覧ください。
本ランキングはは試合をこなすごとに最新版に更新していきます。
全日本選手権2016まで丹念に追っていきたいと思います。
Contents
日本女子の2016-2017シーズンスコアランキング【2016.12.25最新版】
2016年12月25日時点までのフィギュアスケート日本女子シングルの2016-2017シーズンのススコア(高得点)ランキングです。
本ランキングは2016-2017シーズンのシニア、ジュニアを含め、すべての大会・試合を対象にしています。
なにはともあれ、じーっとご覧ください!
多少乱暴なランキングであることは承知の上で並べております。
それでもフィギュアスケート日本女子はハイレベルすぎてヤバイ!というのがすぐにわかると思いますw
※本ランキングは世界選手権2017(2017年3月)まで随時最新版に更新していきます。
※本ランキングはショート・フリーを含めトータル180点以上出したものを掲載しています。
※シニア選手と差別化するために、ジュニア選手には黄色い背景色を入れています。
※ジュニアの大会はエレメンツが一つ少なくなっています。
※ジャパンカップはフリーのみで争われるため、本ランキングに加えていません。
※全試合を洗い出したつもりですが、もし抜けがありましたら教えていただけますと助かりますm(_ _)m
※ただし、得点だけがフィギュアスケートの魅力ではありません。ちょっと書いておきたかったことですw
順位 | 選手&大会 | スコア |
---|---|---|
1位 |
宮原知子 GPファイナル(2位) (2016.12) |
218.33 SP 74.64 FS 143.69 |
2位 |
宮原知子 全日本選手権(1位) (2016.12) |
214.87 SP 76.49 FS 138.38 |
3位 |
宮原知子 U.Sインターナショナル(1位) (2016.9) |
206.75 SP 70.09 FS 136.66 |
4位 |
樋口新葉 全日本選手権(2位) (2016.12) |
199.49 SP 68.74 FS 130.75 |
5位 |
三原舞依 全日本選手権(3位) (2016.12) |
198.17 SP 65.91 FS 132.26 |
6位 |
宮原知子 GPS NHK杯(2位) (2016.11) |
198.00 SP 64.20 FS 133.80 |
7位 |
本田真凛 全日本選手権(4位) (2016.12) |
196.11 SP 67.52 FS 128.59 |
8位 |
紀平梨花 近畿選手権Jr(1位) (2016.10) |
195.18 SP 64.44 FS 130.74 |
9位 |
本田真凜 近畿選手権Jr(2位) (2016.10) |
195.06 SP 65.12 FS 129.94 |
10位 |
樋口新葉 GPSフランス杯(3位) (2016.11) |
194.48 SP 65.02 FS 129.46 |
11位 |
本郷理華 全日本選手権(5位) (2016.12) |
194.28 SP 69.20 FS 125.08 |
12位 |
紀平梨花 JGPスロベニア大会(1位) (2016.9) |
194.24 SP 65.93 FS 128.31 |
13位 |
樋口新葉 東京選手権Sr(1位) (2016.9) |
194.20 SP 65.77 FS 12843 |
14位 |
坂本花織 西日本選手権Jr(1位) (2016.10) |
193.59 SP 66.25 FS 127.34 |
15位 |
宮原知子 GPSスケートカナダ(3位) (2016.10) |
192.08 SP 65.24 FS 126.84 |
16位 |
坂本花織 全日本ジュニア選手権(1位) (2016.11) |
191.97 SP 67.45 FS 124.52 |
17位 |
三原舞依 GPS中国杯(4位) (2016.11) |
190.92 SP 68.43 FS 122.14 |
18位 |
三原舞依 GPSスケートアメリカ(3位) (2016.10) |
189.28 SP 65.75 FS 123.53 |
19位 |
三原舞依 ネーベルホルン杯(1位) (2016.9) |
189.03 SP 63.11 FS 125.92 |
20位 |
三原舞依 近畿選手権Sr(1位) (2016.10) |
188.49 SP 64.62 FS 123.87 |
21位 |
坂本花織 JGP日本大会(1位) (2016.9) |
187.81 SP 65.66 FS 122.15 |
22位 |
本田真凜 西日本選手権Jr(2位) (2016.10) |
186.34 SP 65.46 FS 120.88 |
23位 |
浅田真央 フィンランディア杯(2位) (2016.10) |
186.16 SP 64.87 FS 121.29 |
24位 |
紀平梨花 JGPチェコ大会(2位) (2016.9) |
185.51 SP 66.78 FS 118.73 |
25位 |
樋口新葉 GPS NHK杯(4位) (2016.11) |
185.39 SP 62.58 FS 122.81 |
26位 |
白岩優奈 全日本ジュニア選手権(2位) (2016.11) |
185.13 SP 59.16 FS 125.97 |
27位 |
白岩優奈 全日本選手権(6位) (2016.12) |
185.07 SP 54.30 FS 131.07 |
28位 |
本田真凜 JGP日本大会(2位) (2016.9) |
184.11 SP 55.47 FS 128.64 |
29位 |
山下真瑚 JGPエストニア大会(3位) (2016.10) |
184.06 SP 64.86 FS 117.57 |
30位 |
坂本花織 全日本選手権(7位) (2016.12) |
184.00 SP 63.36 FS 120.64 |
31位 |
村上佳菜子 全日本選手権(8位) (2016.12) |
182.55 SP 58.52 FS 124.03 |
32位 |
山下真瑚 JGP日本大会(3位) (2016.9) |
182.43 SP 62.65 FS 121.41 |
33位 |
坂本花織 近畿選手権Jr(3位) (2016.10) |
181.91 SP 64.87 FS 116.32 |
34位 |
本郷理華 GPS中国杯(5位) (2016.11) |
181.75 SP 63.63 FS 118.12 |
35位 |
鈴木沙弥 全日本選手権(9位) (2016.12) |
180.41 SP 60.06 FS 120.35 |
36位 |
松田悠良 中部選手権Sr(1位) (2016.10) |
180.29 SP 64.69 FS 115.60 |
37位 |
松田悠良 全日本選手権(10位) (2016.12) |
180.27 SP 61.63 FS 118.64 |
【参考】海外女子の2016-2017シーズンスコアランキング【2016.12.10最新版】
参考資料として海外女子選手の2016-2017シーズンスコアランキングも紹介します。
海外選手はSP・FSの合計190点以上の選手のみ紹介しますね。
対象はISU認定のB級試合以上です。
順位 | 選手&大会 | スコア |
---|---|---|
1位 |
エフゲニア・メドベージェワ(ロシア) GPファイナル(1位) (2016.12) |
227.66 SP 79.21 FS 148.45 |
2位 |
エフゲニア・メドベージェワ(ロシア) GPSフランス杯(1位) (2016.11) |
221.54 SP 78.52 FS 143.02 |
3位 |
エフゲニア・メドベージェワ(ロシア) GPSスケートカナダ(1位) (2016.10) |
220.65 SP 76.24 FS 144.41 |
4位 |
アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) GPファイナル(3位) (2016.12) |
216.47 SP 73.29 FS 143.18 |
5位 |
アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) GPSロステレコム杯(1位) (2016.11) |
215.21 SP 73.93 FS 141.28 |
6位 |
ケイトリン・オズモンド(カナダ) GPファイナル(4位) (2016.12) |
212.45 SP 75.54 FS 136.91 |
7位 |
アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) GPS NHK杯(2位) (2016.11) |
210.86 SP 71.56 FS 139.30 |
8位 |
アリーナ・ザギトワ(ロシア) JGPファイナル(1位) (2016.12) |
207.43 SP 70.92 FS 136.51 |
9位 |
ケイトリン・オズモンド(カナダ) GPSスケートカナダ(2位) (2016.10) |
206.45 SP 74.33 FS 132.12 |
10位 |
エレーナ・ラジオノワ(ロシア) GPS中国杯(1位) (2016.11) |
205.90 SP 70.75 FS 135.15 |
11位 |
マリア・ソツコワ(ロシア) GPSフランス杯(2位) (2016.11) |
200.35 SP 68.71 FS 131.64 |
12位 |
マリア・ソツコワ(ロシア) GPファイナル(5位) (2016.12) |
198.79 SP 65.75 FS 133.05 |
13位 |
アシュリー・ワグナー(アメリカ) GPSスケートアメリカ(1位) (2016.10) |
196.44 SP 69.50 FS 126.94 |
14位 |
ケイトリン・オズモンド(カナダ) GPS中国杯(2位) (2016.11) |
196.00 SP 72.20 FS 123.80 |
15位 |
マリア・ソツコワ(ロシア) GPS NHK杯(3位) (2016.11) |
195.88 SP 69.96 FS 125.92 |
16位 |
エレーナ・ラジオノワ(ロシア) GPSロステレコム杯(2位) (2016.11) |
195.60 SP 71.93 FS 123.67 |
17位 |
アナスタシヤ・グバノワ(ロシア) JGPドイツ(1位) (2016.10) |
194.57 SP 65.43 FS 129.14 |
18位 |
アリーナ・ザギトワ(ロシア) JGPフランス(1位) (2016.9) |
194.37 SP 68.07 FS 126.30 |
19位 |
アナスタシヤ・グバノワ(ロシア) JGPファイナル(2位) (2016.12) |
194.07 SP 60.30 FS 133.77 |
20位 |
ポリーナ・ツルスカヤ(ロシア) JGPエストニア(1位) (2016.9) |
194.02 SP 66.72 FS 127.30 |
21位 |
エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア) GPS中国杯(3位) (2016.11) |
192.57 SP 64.88 FS 127.60 |
22位 |
ガブリエル・デールマン(カナダ) GPSフランス杯(4位) (2016.11) |
192.10 SP 72.70 FS 119.40 |
23位 |
マライア・ベル(アメリカ) GPSスケートアメリカ(2位) (2016.10) |
191.59 SP 60.92 FS 130.67 |
※ちなみにメドベージェワ選手は233.57、ザギトワ選手は221.21、ソツコワ選手は219.90という得点を出していますが、国内戦ということで上記には記載していません。
日本女子シングルの勢力図はどうなっていくのか?
本ランキングを見てワクワクしてきたでしょうか?
それとも汗がひたひたと流れてきたでしょうか?
180点以上という得点(スコア)は、そう簡単に出せるスコアではありません。
さらに190点以上もごろごろいるのが日本女子の現状です・・・・。
2018年開催の平昌オリンピックの代表は誰が選出されるかわからないくらい熾烈な争いになっているのです。
大変なのは選手たち。
夢を実現するために、日々懸命に努力しているからです。
勝っても負けても、すべてを目に焼き付けたい・・・・そう思わせます。
日本女子ジュニア勢の大躍進
2016-2017シーズンの日本女子の特徴を一言でいうなら、ジュニア選手の大躍進だと思います。
それも一人や二人ではありません。
もっとも目立っているのは紀平梨花選手。
しかも、ノービスから2016年にジュニアにあがって、いきなりの活躍です。
浅田真央選手に継ぐトリプルアクセルを跳ぶ選手として注目されていますが、それだけではありません。
他のジャンプもしっかりと跳び分けますし、3Lz-3Tも2A-3Tも跳びます。
今後は3A-3Tのジャンプも視野に入れています。
加えてスケーティング技術もどんどんうまくなっていて隙がありません。
(ただし、紀平梨花選手は年齢制限により平昌五輪には出場できません・・・・)
2016年に大きく飛躍したのは坂本花織選手でしょう。
2015年までは上位選手でありつつも、それほど目立つ存在ではありませんでした。
坂本花織選手は2015年に右すねを疲労骨折するというアクシデントに見舞われています。
しかし、そこから怪我をしない身体づくりに邁進しました。
練習は過酷を極めたと聞いてますので、その末に勝ち取ったものだと思います。
さらに、山下真瑚選手も注目です。
紀平梨花選手と同じく2016年にジュニアにあがった選手ですね。
3Lz-3Tは習得し、3Aの練習にも取り組んでいるようです。
JGP日本大会後のインタビューでは「日本代表として恥ずかしくない演技をしたかった」と答えるあたりも大物感を醸し出しています。
(山下真瑚選手も年齢制限により平昌五輪には出場できません・・・・)
もちろん、ジュニア一番手なら実績から本田真凜選手でしょう。
2015年に世界ジュニア選手権を制したことで、そのプレッシャーが一番の敵かもしれません。
しかし、トータルパッケージとしての演技は他を圧倒するほど魅せるものがあります。
怪我で出遅れていた白岩優奈選手も十分素質があります。
全日本ジュニア選手権では一気に挽回してくる可能性もありそうです。
シニア女子勢からも急成長選手が出現
『189.03』
えっ?スコアが高い・・・・・
三原舞依選手が出場した「ネーベルホルン杯」が終わった後の管理人の感想です。
リアルタイムで演技を見ていなかったため、すぐに動画を探しました!
三原舞依選手は2015年のJGPファイナル後に「若年性特発性関節炎」と診断されました。
かなりの難病で、一時は足首や肩、肘も動かせなくなったといわれています。
その後、月1回の点滴治療などで炎症をコントロールしながら練習を続けてきました。
強い覚悟で練習に臨んできた結果、花咲いていると思います。
もちろん、日本女子の一番手は安定感抜群の宮原知子選手で異論はないでしょう。
最近はアピール力もどんどん増しています。
二番手としては2016-2017シーズよりシニアに上がった樋口新葉選手と考えていますが、どうでしょうか?
2016-2017シーズンのプログラムはなかなか良い出来なうえ、気持ちの強さなら誰にも負けないです。
全日本に調整を合わせてきそうな本郷理華選手、村上佳菜子選手も世界選手権、平昌五輪代表の座を虎視眈々と狙っています。
さらに、忘れてならないのが「マオペース」で調整している浅田真央選手です。
鍵となるのは体調管理とジャンプでしょう。
体調に関しては長年一線でやってきた疲労の蓄積により、身体の痛み(とくに左膝)との戦いは常にあるようです。
しかし、トリプルアクセルに加え、3フリップ-3ループやルッツジャンプが正確に跳べるようになってくれば一番手に躍り出ることも可能な選手です。
ただ、そういうテクニカルな部分以外でもちょっと言いたいこともあります。
浅田真央選手の演技は確実に円熟味を増し、観客をよりいっそう虜にしてくれるということです。
ここはなかかな得点に反映されにくいものですが、確実に記憶に残ります。
2016-2017シーズンのプログラムはかなり異彩を放っていますから、頑張ってほしいですね!
ここまで上げた選手だけで、なんと11人!
これほどにトップグループに入る注目選手が多いのです・・・・・。
全日本選手権2016が大きな山場
2016-2017シーズンの大注目となるのが全日本選手権2016です。
もうシニア選手が抜けているとは言えないだけに、ジュニア選手が表彰台を奪ってくる可能性もあります。
全日本選手権で表彰台を奪えば、一躍脚光を浴びることになるのに違いありません。
脚光を浴びると、それはそれで大変ではあるのですが・・・・・
とにかく平昌オリンピックまで目が離せない日本女子です。
フィギュアスケート2024-2025の完全スケジュールカレンダー
※テレビ放送情報を記載する他、緊急情報があった場合、こちらの該当日に記載しています。
以下、コメントを残せますが、誹謗中傷、選手のイメージを下げる書き込みは避けてください。速報中(競技中)に質問を受けることが多いのですが、集中しているため、お返事が簡素になる場合があります。コメントは管理人の判断で削除する場合もあることをご了承くださいm(_ _)m
こんにちは。
ジュニアグランプリシリーズをチェックするに当たり、こちらのサイトを見つけました。
以来、ものすごーくお世話になっています。とても分かりやすく、使いやすいサイトです。
1つ、指摘させて頂きます。
三原選手の部分の表記が、「GPSスケートカナダ」になっていますが、「GPSスケートアメリカ」だと思います。
なーんて生意気に指摘させて頂きましたが、こんな莫大な量の情報をミスなくまとめる方が無理ですよね(汗
これからも利用させて頂きます!
私も選手全員が笑顔でシーズンを終えてくれることを願っています。
あきさん
コメント&ご指摘ありがとうございますm(_ _)m
書き損じなどあるだろうなーとは思っています・・・・
そんなときはがんがんご指摘いただけると助かります。
間違ってるよー!で全然かまいませんのでw
フィギュアスケートの楽しさを伝えるために、これからも頑張りますね!
こんにちは、いつも、わくわくどきどきしながら、読ませてもらっています。♪ヽ(´▽`)/
一早い情報をありがとうございます。
女子のスコアーすごくわかりやすかったです。
男子版も希望します。
ソチオリンピックの
羽生結弦に魅せられてフィギュアファンになったばかりの私にも、若い世代の子供たちの技術の凄さには、感心させられます。
怪我しないようにと毎日祈ってます。
志津さん
コメントありがとうございますm(_ _)m
日本女子はホントに大変です・・・・・
男子は女子と違ってシニア選手とジュニア選手にちょっと差がある感じです。
とはいえ、日本男子もおもしろいので、別の切り口で記事を考えますね!
管理人様
こんにちは
女子のランキングを見て、男子もさることながら女子のレベルも随分高くなってるな と実感しています。
男子も女子もミス一つ許されないような し烈な戦いになっていますが、大技は怪我のリスクも大きくなります。どうか、皆さん大きな怪我などないようにシーズンを乗り切って欲しいですね。
ねこねこさん
こんばんは。
日本女子はサバイバルで、今後どうなるかわからないですね・・・!
全日本が恐くもあり、楽しみです!
本当に心配なのは怪我ですね。
全選手が無事にシーズンを終えられるようにいつも祈っています。