フィギュア グランプリファイナル2015速報【出場選手・放送・動画・結果・ライスト】

2015年12月9日(木)～13日(日)に「フィギュアスケート グランプリファイナル2015」の試合が開催されます。
グランプリファイナルはフィギュアスケーターにとって2015-2016シーズン前半戦の頂上決戦。

今回はグランプリファイナル2015の出場選手一覧(出場者)、テレビ放送、ライスト(ライブストリーミング放送)を紹介します。
さらに、速報として女子シングル・男子シングル(SPショート/FSフリー)を中心に、滑走順・結果・順位・リザルト・プロトコルをリアルタイムに更新していきます。
日本からは羽生結弦選手、宇野昌磨選手、浅田真央選手、宮原知子選手に期待が集まりますね！

ジュニアグランプリファイナル2015速報

グランプリファイナル2015-2016の日程・開催場所

グランプリファイナル2015の出場選手一覧

フィギュアスケート グランプリシリーズ2015でポイントを稼いだ男子シングル6名、女子シングル6名が出場します。
青字はNHK杯(日本大会)の結果で決まった選手選手です。

グランプリファイナル2015の優勝予想と見どころ

男子シングル・女子シングル別に書いていきますね。

男子シングル

まずグランプリシリーズの得点表です。

NHK杯2015はフィギュアスケート界を激変させました。
羽生結弦選手が322.40という世界最高得点を叩きだして、選手のみならず関係者・ファンを震撼させたたからです。
これにより完全に男子シングル界を抜け出す存在となりました。

しかし、その直後の大会で同じ演技ができるとは限りません。
むしろ、世界最高を出したというプレッシャーは想像以上に大きいと考えられます。
それでも優勝候補筆頭にいることは間違いないでしょう。
とはいえ、壮絶な練習の上に成り立っていることも間違いなく、怪我なく無事に演技を終えてほしいとの思いが先に立ちます・・・・・

羽生選手に続くのは、パトリック・チャン選手ではなく、フェルナンデス選手と予想します。
2014-2015シーズンの世界選手権での優勝は、彼を安定性のある選手に導きました。
今回は地元スペインで開催される大会だけに羽生選手でさえ破る可能性のある選手です。

一方で、パトリック・チャンがどこまでやれるのかが気になるところです。
スケーティングのよさならやっぱり世界一です。
問題はミスのない演技・・・。
しかし、羽生選手を意識するがあまり崩れてしまうことも考えられます。

そこで浮上してくるのがボーヤン選手。
やっぱり4ルッツは魅力です。
演技力も磨いて羽生選手に近づいて欲しいという思いがあります。

日本から出場する宇野昌磨選手にも頑張って欲しいですね！
ミスなくやれれば表彰台も狙えます。

余談ですが、Twitterで男子シングルの面白い情報を発見しましたので紹介します。
以下が今回の出場選手6名が現在の構成で最大演技した場合の得点ランキングです。
つまり、PCS満点、GOE満点のケースの得点ということです。

さすが！4回転ルッツ持ちのボーヤン選手が1位。
そして羽生結弦選手が2位。
パトリック・チャンは最下位でした・・・・
チャン選手は、羽生結弦選手がNHK杯で出した世界最高得点322.40点にも及びません。

まあ面白ネタという情報ですがｗ

女子シングル

女子シングルもグランプリシリーズの得点表から。

正直いって女子シングルは混戦です。

グランクリシリーズ2015の得点だけを見れば、ラジオノワ選手が211.32という高得点を出しています。
しかし、決して安定感があるとはいえないのが現状です。

高レベルでの安定感でいうなら、メドベデワ選手ですね。
今、ロシア勢の中で一番手といえると思います。
間違いなく表彰台に乗るでしょう。

しかし、管理人はグレーシー・ゴールド選手の優勝を予想します。
先シーズンと違って、2015-2016シーズンは意気込みの違いを感じます。
インスタではトリプルアクセルの練習動画も流れました！
フランス大会はSPのみで終わりましたが、73.32はすごい得点です。

さて、日本から参戦する2名はどうか

浅田真央選手は中国杯では勢いがあったものの、NHK杯ではやや不調でした・・・・
NHK杯では滑りも遅く感じたことから、スランプに入る可能性もあるかな、と・・・・・
浅田真央選手は復帰直後ですし、長い目で見ていきたいと思います。

一方で、宮原知子選手は絶好調ですね！
大分アピール力もついてきたので、ひょっとするとひょっとするかもしれません。
ぜひぜひ、ひょっとしてほしいですねｗ

ちょっと気になっているのはワグナー選手。
NHK杯ではエキシビションを棄権しました・・・・・
体調が悪いのか、怪我なのか・・・・

グランプリファイナル2015の詳細日程とライスト

フィギュアスケート グランプリファイナル2015の日程とライスト情報です。
リンクはISUの滑走順＆リザルトページです。

グランプリファイナル2015のテレビ放送

グランプリファイナル2015のテレビ放送です。
生放送(ライブ)はありません。
すべて録画放送になります。

グランプリファイナル2015の滑走順・結果・順位・動画速報

フギュアスケート グランプリファイナル2015の滑走順・結果・順位を速報でお伝えします。
女子シングルSP、男子シングルSP、女子シングルFS、男子シングルFSの順で更新していきます。
SPはショートプログラム、FSはフリースケーティングです。
演技動画もアップ次第リンクを貼っていきますね。

2020年5月31～6月8日にISU YouTubeに各カテのフル動画がプレミアム公開されました。
公開後はアーカイブ動画として残りますので、以下にリンクを貼っておきます。

男子シングルSP

Yuzuru Hanyu sets another World record in the short program @gpfbarcelona . pic.twitter.com/d8MDiN1yhj

— IFS Magazine (@ifsmagazine) 2015, 12月 10

Press conference pictures men SP #GPFBarcelona pic.twitter.com/Iw5ipW2rkH

— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) 2015, 12月 10

女子シングルSP

#pressconference after the ladies short at @gpfbarcelona pic.twitter.com/Ri3RJ01gC6

— Inside Skating (@insideskating) 2015, 12月 11

女子シングルFS

男子シングルFS

羽生選手は10点とGOE3ばかり。

Yuzuru's and Javi's hug. Amazing friendship, amazing rivalry. #GPFBarcelona pic.twitter.com/mwFzPaysOw

— GPF Barcelona 2015 (@gpfbarcelona) 2015, 12月 12

Not only he wins the gold medal, but he beats the world record along the way. Yuzuru Hanyu, magic. #GPFBarcelona pic.twitter.com/pT6IxTUJdI

— GPF Barcelona 2015 (@gpfbarcelona) 2015, 12月 12

■演技終った後のオーサーコーチと羽生選手の会話抜粋
オーサー「何がおこったの？」
羽生選手「わかんない。笑」

■羽生結弦選手の優勝インタビュー抜粋：→動画
インタビュアー「どうしたらそんな自信が得られるのですか？コツがあれば教えて欲しいです」
羽生選手「今日はすごい緊張してプレッシャーも感じました。僕も知りたいです」
インタビュアー「秘密なんですね」
羽生選手「僕も本当にわからないので、こちらのアドレスまでお待ちしてます。笑」
(よくあるテレビ番組のジョークを使って「自信なんてない」と答えたのですが、インタビュアーに通じませんでしたｗ)

■プレカンに表彰台組3人で向かう途中

Your 3 medalists heading to the press conference. They want to ask questions, not answer them #GPFBarcelona pic.twitter.com/cZkCBuotji

— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) 2015, 12月 12

3人でプレスに成りすまそうとしましたが、すぐにバレましたｗ

羽生結弦選手はフリーでもステップのレベルが3だったので、もっと練習したい、と・・・・答えていました。
この得点でも反省なんですねｗ
あと、英語がダメだから、もっと頑張る！ともｗｗｗｗ
上の話ですねｗ

グランプリファイナル2015の総括

フランプリファイナル2015では羽生結弦選手の異次元の演技に涙腺が完全に崩壊しました。
それはこの世に生きててよかった！と思わせるくらいのものでした。

その一方で、もやもやする思いも残りました。
それは浅田真央選手に関することです・・・・・・
演技というよりは演技後に彼女から発せられる言葉です。

まずは男女シングルで分けて総括します。

【男子シングル】の総括

羽生結弦選手は

SPで110.95点(106.33点から更新)
FSで219.48点(216.07点から更新)
総合で330.43点(322.40から更新)

とすべての世界最高得点を更新しました！
TESもPCSもすべてです！

羽生結弦選手は「神」なのか？ｗ

いいえ、違います。
彼は「人間」です。
人間だからこそ、私たちに感動をくれるのです。

NHK杯後に羽生選手はこんな興味深いことを言っていました。

ソチオリンピックの優勝は過去のこと。
だから、オリンピック後はそのことは忘れて新たな挑戦者の気持ちで頑張らなけれないけない、と。

しかし、そう思っていたことは間違だったと語っています。

優勝した事実は消えることはない。
だから、そのプレッシャーを受け入れて、プレッシャーがあることを自分で認めてあげることが大切だ、と。

彼がプレッシャーに押しつぶされそうなことは間違いないです。
それはNHK杯で世界最高得点を取ったことも大きなプレッシャーになります。

事実、SPで世界記録を出して、FSに臨む際も「ものすごく緊張した」と語っています。
羽生選手がインタビューでも語っているように、決して自分に自信があるわけではないのです。
そういういろいろな思いがある自分の気持ちを受け入れて全力を尽くしているだけなのです。

私たちはそれを感覚的に理解しているからこそ、涙腺が崩壊するんだと思いました。

今回、フェルナンデス選手、宇野選手もすばらしい演技でした。
チャン選手もよい演技でしたね。

羽生結弦選手のよいオーラ(影響力)に引っ張られているような感じがしました。

【女子シングル】の総括

一方で、気がかりなのは浅田真央選手です。

今回の浅田真央選手は失敗はあったものの、決して悪い演技ではありませんでした。
彼女ならではのリズム感、繊細さ、滑らかさがあって、心を揺り動かすには十分なものでした。

しかし、浅田真央選手はインタビューで「心技体がかみあってない」と語っています。
大きな要因はジャンプの完成度が彼女のめざすレベルに達していないということでしょう。

しかし、よい部分もあったのです。
トリプルアクセルは認定され、加点も付いています。
さらに、大きなことは苦手なルッツがFSで認定されたことです。

これは大きな進化です。
結果だけを見れば6位かもしれませんが、たくさんの収穫もあったのです。

ワグナー選手がインタビューでこんなことを語っていました。
SPの出来が悪くてものすごく落ち込み、仲良しのリッポン選手に泣きを入れたそうです。

そこでリッポン選手から返ってきた言葉はこうでした。

君はスケートが好きでやっているんじゃないの？
なんで結果ばかり追い求めるの？
スケートが好きでやっているはずなんだから、
好きな気持ちを演技にぶつければいいじゃない！

ワグナー選手のFSはものすごい気持ちのこもったもので、人を感動の渦に巻き込みました。
私自身もワグナー選手の演技ってやっぱり好きだな！と思わせるものでした。

浅田真央選手もフィギュアスケートが好きで好きで続けていると思います。
そういう生き様がスケートにも出ていて、私は好きなのです。

とはいえ、結果を求める気持ちもわかります。
なんだかんだ言って勝負の世界ですからね。

優勝したメドベデワ選手の演技の完成度はすごいものでした。
ノーミスで出た得点は世界第3位の222.54点。

2位の宮原知子選手もすごかったですね。
これだけのプレッシャーがかかる舞台で、実力を発揮するのは並大抵のことではないです。

浅田真央選手は「今後ジャンプ構成を考えなおすかもしれない」と語っています。
それはそれでありだと思います。

事実、メドベデワ選手はSP・FSを合わせてルッツを1本しか入れていません。
それであれだけの高得点が出るのです。

結局、現新採点ルールの肝は「総合力」なのです。

大技が一つだけあっても勝負できません。
ジャンプは完成度だけでなく、一つひとつのつなぎを濃くしてGOEの加点も取りに行く。
スピンもステップもまったく同じです。
そうして積み重ねたものが総合得点につながっていくのです。

羽生選手も大技だけで世界最高得点が出たわけではなく、総合力が大きいのはたしかです。

浅田真央選手もそういうふうに思考を変えることで、きっと得点を伸ばすことは可能だと思います。

その一方で、浅田真央選手は自分の「美学」を貫くこともありだと思っています。
浅田真央選手の「美学」とは、「自分しかできないことをやる」ということです。
失敗してもそこにこだわって続けていく。

今後どういう選択をするかはわかりません。
どういう選択をしても見届けていきます。
浅田真央選手はそれだけ人々の心を虜にするスケーターです。

選手のみなさん、本当にお疲れ様でした！
そして感動をありがとうございました！